習近平国家主席は3日、アフリカ連合(AU)のズマ委員長とプレトリアで会談した。人民日報が伝えた。
習主席は「中国側はAUとの関係発展を強く重視し、AUがアフリカの発展、統合プロセス、国際・地域問題における重要な役割の発揮を支持している。双方は政治的相互信頼を強化し、対話制度を整備し、戦略的パートナーシップを築く必要がある。生産能力協力を取っ掛かりに、中国とアフリカの発展戦略の連結を促進し、インフラの立ち後れおよび人材不足というアフリカの発展における2大ボトルネックを優先的に解決する必要がある。病気のコントロール、人・文化などの分野の交流を強化する必要がある。中国側は『アフリカの人々がアフリカの方法でアフリカの問題を解決する』ことを支持し、内政不干渉の原則を堅持し、アフリカの平和維持に向けたAUの努力を支持しており、アフリカ側と平和・安全保障協力を強化し、重大な国際問題について意思疎通と調整を強化し、国連など多国間の場で発展途上国の共通利益を守ることを望んでいる」と表明した。
ズマ委員長は「アフリカに対する中国側の長年の援助に感謝する。特に少し前のエボラ出血熱拡大の際の速やかで貴重な援助に感謝する。アフリカの平和維持能力強化への中国側の支持に感謝する。アフリカ諸国は『2063年アジェンダ』プロセスの実現において中国側との緊密な協力を強化することを望んでいる」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年12月4日