北京市の什刹海は前海、後海、西海の3つの水域に隣接するエリアで、「前三海」(北海、中海、南海)に呼応して、一般的に「後三海」と呼ばれている。什刹海は「十刹海」とも書かれ、周辺には仏寺10山がある由縁でこのように呼ばれている。歴史的に有名な高僧がこの地で寺や廟を建立し、身分の高い貴族らが岸辺に住居を構え、各界の名士たちが次々にこの湖畔に転居してきた。什刹海一帯は徐々に北京の文化を色濃く表す場所になった。一年で最も寒い時期の氷で覆われた什刹海は北京の古い地元民の記憶の奥底にあり、何世代にもわたる冬の楽園として終わらない北京の物語を紡ぐ場所である。新華網が伝えた。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年1月12日