高速航行、強風、騒音、高波、直射日光、戦闘機のアフターバーナー、弾薬、燃料など数多くの要因によって空母の甲板は危険な作業場所だとされている。グランドスタッフの将兵はこのような環境において効率的に作業する必要があり、その苦労は想像を超えている。 彼らは日夜「最も危険な4.5エーカー(約1.82ヘクタール)」である甲板でフライトサポートを行なっている。艦載機は時速数百キロで着艦し、数十トンの戦闘機はケーブル1本を頼って減速する。甲板の作業員は全神経を集中させ事故を未然に防がなければならない。艦載機の弾薬と燃料は甲板で取り下ろす必要があり、本来非常に緊迫した作業場所に新たな挑戦が加わる。有名な「空母スタイル」の姿勢はグランドスタッフの将兵が飛行機を送り出す前の最後の動作である。「ベスト軍団」には女性兵の姿も少なくない。彼女たちはレインボーのベストに身を包み、風や波と闘いながら、ディープブルーの航跡の上で半分の青空を支えている。写真は訓練用の弾薬撤去・回収を登録している弾薬女性乗組員。 女性乗組員も男性同様、「世界で最も危険な4.5エーカー」と言われる甲板でフライトをサポートしている。 遼寧艦の女性将兵はそれぞれ航海、航空、作戦などの各作戦ポストに就いている。
空母の戦力は艦載機によって発揮され、艦載機の戦力はグランドスタッフのバックアップにより発揮される。中国海軍の空母「遼寧」の艦艇上でさまざなな色のベストを着用した「軍団」は空母全体の甲板における運用効率と安全管理能力、空母の戦闘能力に直接影響を及ぼす。彼らは黙々と仕事をこなし、表舞台に出てくる機会が少ない影のヒーローたちである。遼寧艦航空部署と艦載航空兵部隊メンテナンス大隊の仕事風景が写真を通して見てみよう。中国軍網が伝えた。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年1月12日
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