年に1度の名古屋中国春節祭が9日、華々しく開幕し、現地の華僑や多くの日本人が名古屋市の屋久広場に集まり、10年目を迎えた「春節祭」を共に祝った。程永華駐日本中国大使、任啓亮国務院僑務弁公室副主任、大村秀章愛知県知事ら来賓がこの日の開幕式典に出席し、テープカットを行った。人民網が伝えた。
程永華大使は挨拶の中で「春節は中華民族にとって最も重要な祝日で、中国の民衆が祝う春節の風習にはその伝統文化が色濃く反映されている。海外で暮らす中国人がますます増えていく中で、春節は多くの華僑華人が故郷に思いを馳せる祝日というだけでなく、中国の歴史文化の重要なトレードマークともなった。世界各国の人々にも春節から中国文化の魅力を感じていただけるだろう」と語った。
程大使はまた「名古屋中国春節祭はすでに10年間続けて開催されており、愛知県の各界からの幅広い支持と積極的な参加を受けて、その規模は拡大し続け、この地の重要な文化ブランドとなっている。また愛知県だけでなく、中部地区の人々に中国文化を理解してもらう場を提供し、中日両国の交流と友情の懸け橋となっている」と語った。
大村秀章知事は「名古屋中国春節祭は華僑華人ら数多くの人々が積極的に参加することで、規模が年々拡大している。中国の飲食文化や伝統芸術の魅力を体験できる場としてだけでなく、中日友好の懸け橋となっている」と挨拶した。
今回の春節祭の規模は過去最大で、ショーなども大変充実している。「文化中国・四海同春」芸術団のショー以外にも、浙江歌舞団の千手観音、四川の変臉ショーなどが予定されている。
春節祭会場には羊肉串(羊肉の串焼き)、刀削麺(山西省発祥の麺)、糖葫芦(サンザシ飴)などの中国各地の屋台があつまり、来場した観客たちの舌を満足させていた。
名古屋中国春節祭は日本中部地区の華僑華人が協力して作り出した春節イベントで、今回の春節祭の開催日数は3日間で来場人数は12万人を超えると見込まれている。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年1月12日