米海軍は5日の報告で、冷戦終結以来、米海軍はライバルに遭遇してこなかったが、現在中国とロシアの軍事力の大幅な向上によって25年ぶりにライバルに遭遇していると指摘した。軍事専門家の尹卓氏は中国中央テレビ(CCTV)の番組で、米海軍は依然世界最強の海上部隊だが、中国海軍は現在戦闘力を強化し、国家の核心的利益を守る能力も強化していると述べた。人民網が伝えた。
これは米国が試練を感じ取った大きな原因だ。米海軍の報告は米国は25年ぶりに大国間の競争の時代に直面し、中露の高度戦闘力のたゆまぬ増強の多くの部分は米軍の弱点に狙いを定めたものだと指摘した。
尹氏によると、米海軍のいう「中国の挑戦」は「中国脅威論」の新たな変種と言える。その大きな目的はやはり軍事費を獲得することだ。だが中国海軍の戦闘力が強化されつつあることは間違いなく、軍事科学技術分野で米軍との差は縮まっている。米国が挑戦を感じるのは、米軍が依然として過去と同様に、中国近海・沿岸海域をコントロールしようとしているからだ。だが今や中国海軍は国家の核心的利益を守る力を強化し、台湾海峡、釣魚島(日本名・尖閣諸島)、および南中国海問題のコントロール能力を強化している。これが米国が挑戦を感じている大きな原因だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年1月11日