米国が朝鮮による新たな核実験と衛星発射を口実に、ミサイル防衛(MD)システム「THAAD」を朝鮮半島に持ち込む可能性があることで、これは地域の安全保障情勢を一層複雑化させる。日本メディアの最新報道によると、日本防衛省も「THAAD」システムを導入して自国の現有のMDシステムと共に三段階のMDシステムを構築し、朝鮮の「ミサイルの脅威」に対処することを検討している。
日本防衛省は米国のMDシステム「THAAD」の導入も検討しており、技術性能と運用コストの研究に着手している。「THAAD」の正式名称は「終末高高度防衛ミサイル」。大気圏内外で中・短距離ミサイルを迎撃でき、米国のMDシステムを構成する重要な一部だ。軍事的観点から言うと、日本が「THAAD」導入を検討するのは、主として現有の二段階MDシステムの隙間を埋め、より整った三段階MDシステムを構築するためだ。
●キーワード
【运行成本】運用コスト
【末段高空区域防御系统】終末高高度防衛ミサイル
【短程和中程弹道导弹】中・短距離ミサイル
【三层反导体系】三段階MDシステム
韓国で第7回中韓外務当局ハイレベル戦略対話に出席した張業遂外交副部長(外務次官)が「米韓がミサイル防衛システム『THAAD』の韓国配備について協議入りしたと発表したことに、中国側は重大な懸念を表明する。THAADが韓国に配備されれば、地域の緊張が激化し、中国の戦略・安全上の利益が損なわれ、地域の他の国々の安全保障上の利益も損なわれる。中国側はこれに明確に反対する。関係国が中国側の懸念を重視し、慎重に事を運ぶことを望む」と表明した。
●キーワード
【中韩外交部门高级别战略对话】中韓外務当局ハイレベル戦略対話
【表示严重关切】重大な懸念を表明する
【加剧地区紧张局势】地域の緊張が激化する
【战略安全利益】戦略・安全上の利益
【慎重行事】慎重に事を運ぶ