アップルファンの注目を集めていたアップル社の決済サービス「アップルペイ」が今月18日に中国でのサービスを正式に開始した。
これまでに慣れ親しんだ二次元バーコードと異なり、アップルペイではネットに接続する必要はなく、アプリケーションを起動する必要もなく、ディスプレーを起動させる必要もない。たとえばスマートフォン「iPhone」(アイフォーン)を銀聯クイックパスマークのあるカードリーダーに近づけ、ホームキーに指をかざして指紋認証を行えば、ただちに決済が完了する。ディスプレーがロックされていても、ボタンを押して「wallet」アプリを起動すれば、すぐに買い物ができる。取引端末のディスプレーに暗証番号を打ち込んだり、キャッシュカードの暗証番号を打ち込む必要もない。
●キーワード
【唤醒显示屏】ディスプレーを起動させる
【银联闪付】銀聯クイックパス
【读卡器】カードリーダー
【指纹验证】指紋認証
業界では、アップルの決済サービスは中国の決済大手の「支付宝」(アリペイ)や「微信支付」(ウィーチャット・ペイメント)と競合していかなければならず、これから長い道のりを歩まなければならないとの見方が一般的だ。巨額の設備コストがかかることが、その重要な原因の一つといえる。アップルはこれまで携帯電話の価格のハードルによって高所得層を固定客にし、独自のiOSシステムを伝家の宝刀としていたが、この宝刀が逆にアップルペイの普及拡大にはマイナスとなっていた。
●キーワード
【支付服务】決済サービス
【支付宝】「支付宝」(アリペイ)
【微信支付】「微信支付」(ウィーチャット・ペイメント)
【设备成本】設備コスト
【高收入阶层】高所得層