アイルランドの長編アニメーション映画「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」が8月12日より中国国内で公開されることが決まった。心温まる同作品は、第87回アカデミー長編アニメ映画賞を受賞したほか、第42回アニー賞で7部門にノミネートされ、第18回上海映画祭でも最優秀アニメ映画賞を受賞するなど、さまざまな賞を受賞している。中国の映画情報コミュニティサイト・豆瓣や時光網などでの評価は8.9ポイントに達し、映画評論家による映画レビューをまとめたウェブサイト・ロッテン・トマトでは、映画評論家による新鮮得点が99%、映画ファンによる新鮮得点が91%に達している。新華網が報じた。
「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」では、アイルランドに伝わる妖精・セルキーの母親と人間の父親の間に生まれた兄妹の冒険が描かれている。セルキーの母親が生んだ6歳の兄のベンと妹のシアーシャは都会での生活に慣れず、海辺にある父が待つ家へ帰ることにする。しかし、その途中で4羽のフクロウの魔女がシアーシャに襲いかかる。その場はなんとか逃げ切った2人だったが、ベンが目を離した隙にシアーシャがフクロウの魔女に連れ去られてしまい、兄のベンは妹を救うため、魔法の世界へと旅立っていく。そして、シアーシャが、海に入るとアシカになるシルキーの血を受け継いでいることを知ったほか、母親が理由も告げずに去って行った理由も知ることになる。中国のアニメーション映画で過去最大のヒットを記録した「西遊記之大聖帰来(Monkey King: Hero is Back)の興行収入記録を、同作品が塗り替えることになるのかに注目が集まっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年6月21日
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