2016年5月24日  
 

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世界で影響力が高まり続ける中国の映画・ドラマ

人民網日本語版 2016年05月24日16:09

第69回カンヌ国際映画祭が北京時間23日未明、閉幕した。コンペティション部門にノミネートされていた中国語映画はなかったものの、同映画祭開催期間中、中国館が初めて、各国映画のソフトパワーを発信する国際映画村に入り、多くの世界的な映画バイヤーが中国ブースを訪れて問い合わせや話し合いを行った。世界第2位の映画興行収入を誇る中国は、世界の映画バイヤーが照準を定める「宝の山」となっているのだ。新華網が伝えた。

海外に進出しているのは「カンフー映画」だけではない

ケニアの来場者ミルドレッドさん(33)は、「子供のころ、中国に行ったらカンフーを学びたいと思っていた。最近、中国のドラマを見て大きくイメージが変わった」と語った。

1980年代、週末に、アクションスター・李小龍(ブルース・リー)が出演する映画を見るというのは、ケニアの人々にとってあこがれの時間だった。多くのアフリカ人にとって、中国と言えば「カンフー」。しかし、今の中国の映画・ドラマは、繁栄を続ける現代の中国を発信している。

海外に進出した中国の映画・ドラマを見ると、映画だけでも、文芸映画「山河故人」(Mountains May Depart)」やアクション映画「智取威虎山(The Taking of Tiger Mountain)」、ファンタジックコメディ映画「モンスター・ハント」(原題:捉妖記)、誘拐された子供を探す親の姿を描いた「最愛の子(原題:親愛的)」、サスペンス映画「闖入者(Red Amnesia)」」、恋愛サスペンス映画「白日焔火(Black Coal,Thin Ice)」など数々ある。

また、ドラマと見ると、歴史映画「琅ヤ(王へんに邪)榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~」、武侠コメディドラマ「鹿鼎記(The Duke of Mount Deer)」、ロマンティックラブドラマ「お昼12時のシンデレラ」(原題:杉杉来了-Boss & Me-)、嫁姑問題を描いた「ソク(女へんに息)婦的美好時代(Beautiful Daughter-in-Law)」、中国の医師の姿を描いた「青年医生(The young doctor)」、中国の教育を描いた「虎媽猫ハ(父の下に巴)」などが海外でも放送された。

海外に進出する中国の映画・ドラマの数が増加し、そのクオリティも大幅に向上。そのテーマも日に日に豊富になり、海外で大きな話題になることさえある。今年の春節(旧正月)期間中、ベトナムで上映された映画14作品のうち、4作品が中国映画で、うち「美人魚(The Mermaid)」は大ヒットとなった。そして、生まれて6カ月の女の子が、親が見守る中プールで人魚のように泳ぐ画像が、ネット上で大きな話題となった。


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