中国海軍は1日、東中国海某海域で複雑な電磁環境下の実兵実弾対抗演習を実施し、システム作戦能力、戦法訓練法、武器整備機能を最大限度検証するとともに、各種ミサイル、魚雷数10発を実射した。人民日報が伝えた。
海上情報化戦争は突発性、残酷性、即決性という特徴が明らかであり、平時の戦争よりペースが速く、戦争準備期間が短く、戦場攻撃効率が高い。このため海軍は「猛打、准打、穏打、快打」という戦術原則に従い、航空兵、潜水艦、水上艦艇、沿岸部隊のミサイルの速やかで多方向の各種目標への精確な攻撃を組織した。
中央軍事委員会委員である呉勝利海軍司令官が演習を指揮した。
参加兵力は東海艦隊が中心で、北海艦隊、南海艦隊の一部も参加し、仮想敵・味方双方に分れて「背中合わせ」の攻防訓練を実施した。東海艦隊の水上艦艇、潜水艦数隻及び航空機数機による突撃軍は、「青」側の目標に猛烈な攻撃を仕掛け、ミサイル一発一発が海面、空中、海中から空へ昇り、曲線を描いた。「青」側は迅速に反撃し、ミサイルと魚雷複数が「赤」側の目標へと飛んでいった。赤側は攻勢から守勢へと転じ、空中早期警戒部隊の指揮下立体防御を展開した。
赤青双方の兵は広大な海域に展開し、全ての作戦指令は指揮情報システムを通じて即時に各作戦部隊に伝えられ、指揮官は戦場全体の状況に基づき各兵力を指揮し、複雑な電磁環境下で航空兵制空作戦、空潜合同対海攻撃、岸空合同突撃、水上艦艇編隊総合防空ミサイル防衛作戦など10余りの訓練を展開した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年8月2日
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