だがたびたび起こる発火事件や数十件の爆発により、販売された250万台はすべて回収(リコール)することになった。
ギャラクシーノート7はサムスンの16年の最重要製品であり、サムスンは世界の携帯電話産業の首領の地位を目指し、この製品に期待をかけていた。だが250万台をすべて回収することになっただけでなく、製品そのものが販売停止になってしまった。この件でサムスンの営業収入は50億ドル(約5092億円)減少し、同年の純利益は5%減少した。サムスンの携帯電話はここ数年、業績が低下を続けており、今年第1四半期(1-3月)に少し好転したと思ったら、今回の事件が起こり、惨憺たる状況に陥っている。サムスンには資産の蓄積があるので、数10億ドル程度の損失は大したことがないと考えたとしても、ほかにもまだサムスンを窮地に追いやる要因がある。それはサムスンブランドが深刻なダメージを受けることだ。
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