アップル社は北京時間8日午前1時、主力製品「iPhone」の新型機種「iPhone7」を発表した。2つのカメラで撮影する「デュアルカメラ」や耐水機能が加わったほか、イヤホンジャックが廃止されて、ワイヤレスで接続する新型イヤホンも発表され、目玉となっている。ただ、業界関係者は、「モバイルインターネット市場は、激戦を経て成熟期に入っており、スマートフォンが発売後すぐに大人気になるというのは難しくなっている。中国市場では、アップル社の新型機種は苦戦を強いられるだろう」と予測している。新華社が報じた。
今回アップル社は、「iPhone7」と「iPhone7 Plus」のほか、「アップルウオッチ2」をリリースし、今月16日に、約30の国や地域で発売を開始すると発表した。新機種はソフトの面で、複数のグレードアップを実現している。
新型iPhoneのもう一つの目玉は、アプリ「Homekit」がインストールされた点で、携帯を使って、カメラや照明、エアコンなどの家電を操作できるようになった。将来的には、100種類以上の家電がこのアプリで操作できるようになる。
このようにアップルの新型商品は多くの目玉を備えているものの、スマートフォンの競争は成熟期に入っており、以前と同じように新型iPhoneが発売と同時に爆発的に売れるというのは難しい情勢になっている。
アップル社の発表会に先立って、サムスンや華為、360、モトローラ、Meizu(メイズー、魅族)、ソニーなど、アンドロイドを搭載するスマートフォンのメーカーは、新機種を揃って発売した。そのため、アップルの新型商品は、熾烈な競争に巻き込まれることになる。
専門家は、「iPhoneを含む、スマートフォンはどれも苦戦を強いられるだろう」と分析している。
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