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中国国際グラフェン資源産業連盟が誕生、日本にも支部設立へ

人民網日本語版 2016年09月20日10:13

中国国際グラフェン資源産業連盟が18日、北京で設立式を開き、そのなかで世界に18の支部を設け、世界のグラフェン産業化を促すと発表した。中国新聞網が伝えた。

この18の支部は、米国のロサンゼルスとニューヨーク、豪州のシドニー、ポルトガルのリスボン、シンガポール、インドのニューデリー、日本の東京などで設立される。

業界関係者は「同連盟は世界のグラフェン分野において、地域が最も広範で、スタートラインが最高の、部類が最も整っている、科学技術・資本・企業・人材・情報・知的財産権・産業促進などを一体化させた、国際交流プラットフォームだ」と指摘した。

グラフェンは新材料で、原子1個分の厚さしかないが、強靭度は鉄の200倍に達する。またこの材料は弾力性・導電性・透過率が高いといった多くの長所を持つ。

中国科学院院士、北京大学教授の劉忠範氏は「中国には世界最大のグラフェン研究チームと世界の3分の1を占める世界最多の特許がある。すでに約20のグラフェン産業パークが建設中もしくは竣工済みで、300社以上の企業がグラフェン及び関連製品の生産・研究開発に従事するか、グラフェン向けの計器・設備を提供している。中国のグラフェン業界は基礎研究から産業化への過渡期にある。将来的にはタッチパネル、柔軟性のある電子部品といった分野で、先に産業化を実現することになる」と指摘した。

「メイド・イン・チャイナ2025」における技術関連の政策には、中国のグラフェン産業について「2020年に100億元の産業規模を形成し、2025年に1000億元を突破する」という発展目標を明確に定めている。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年9月20日

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