中国第33次南極科学観測隊は2日午前、極地観測船「雪竜号」に乗り上海を出港し、南極の科学観測任務に向かった。人民日報が伝えた。
今回の科学観測は9種類・72件の任務を遂行する。これには自然科学類現場観測、ロス海新基地選定準備作業、固定翼機による科学観測などが含まれる。うち「1船で4基地」と呼ばれる南極一周航行計画では、中山基地、長城基地、崑崙基地、泰山基地及びヴィクトリアランド、南極海、東南極の科学観測を行う。また、南極科学観測隊は各国との取り決めに基づき、極地専用固定翼機「雪鷹601」と輸送ヘリ「雪鷹12号」を使い、国際協力を展開する。さらに南極科学観測基地の環境整備を行う。これは中国の南極観測が、精密化発展モデルに変化しつつあることを象徴している。科学観測隊は計256人で、161日で3万1000海里を航行し、2017年4月11日に上海港に帰港する予定。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月3日
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