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「雪竜号」が帰還、第32次南極科学観測が終了

人民網日本語版 2016年04月13日13:17

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158日間に渡る吹雪と高波による洗礼と試練を乗り越え、中国第32次南極科学観測隊は12日、予定されていた観測任務を完遂し、極地科学観測船「雪竜号」に乗り、上海にある極地観測国内母港に帰還した。科技日報が伝えた。

中国第32次南極科学観測隊は昨年11月7日に上海を出港し、豪フリーマントルを経由し中国の南極中山基地に到着した。反時計回りに南極大陸沖を航行し、ウェッデル海の南極海調査エリア、長城基地、チリのプンタ・アレーナス、米マクマード基地、豪キャシー基地を経由し中山基地に戻り、豪フリーマントルを経由し帰国した。計158日、約3万カイリの航行となった。

中国初の極地専用固定翼機「雪鷹601」は昨年11月22日にプンタ・アレーナスから南極入りし、今年2月3日に中山基地を離れた。

崑崙基地チームとグローブ山チームは11台の大型雪上車、40数台の橇からなる内陸氷床車隊を結成し、昨年12月15日に中山基地を出発した。それぞれ崑崙基地とグローブ山に到着し、観測・作業任務を遂行したあと泰山基地で合流し、2月7日に中山基地に帰還した。

中国第32次南極科学観測は、45件の科学観測プロジェクト、30件の後方支援・建設プロジェクトを完了した。多くの成果を手にし、中国の南極における国際的な影響力を高めた。雪鷹601の南極試験飛行成功は、中国が南極の航空観測時代に入ったことを象徴する。雪竜号は反時計回りで再び南極一周に成功し、中国の船舶による地球最南端到達記録を樹立した。帰港時には偏西風帯のハード島で風を避け、中国極地航海技術の新たな進展を実現した。今回の南極海の調査は従来と比べ、流氷による影響が最も少なく、専門家によるチームワークが最高で、作業範囲が最も広く、観測航路が最長となった。調査内容は最も系統的で、サンプルとデータの質も高かった。多くの新しい発見があり、一連の重要な進展は南極海総合環境観測活動および先進科学研究を支える。内陸隊は再び氷床の頂上に到達した。崑崙基地のメインルームの入居と使用が始まり、すべての設備が安定的に稼働した。極地観測技術・装備の独自開発と応用が急速に発展した。国産装備が次々と南極に登場し、過酷な環境下における支援技術が急速に発展し、大きな効果と成果が得られた。

第32次南極科学観測隊の33人の越冬隊員は、現在も長城基地と中山基地を守っている。彼らは今後1年に渡り、気象・生態・オーロラなどの科学観測研究と後方支援を行う。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年4月13日

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