アジア太平洋経済協力会議(APEC)・CEOサミットが19日にペルー・リマで行われた。人民日報が伝えた。
習近平国家主席は「パートナーシップを深化し、発展の原動力を強化」と題する基調演説を行い、アジア太平洋が世界経済の回復に新たな原動力を注ぎ、世界経済の成長に新たな道を切り開く必要性を強調した。また、中国は自らの発展を図ると同時にアジア太平洋諸国の共同発展を積極的に先導し、地域の人々に一層のチャンスをもたらすとした。
習主席は「現在、アジア太平洋は発展の正念場にある。世界経済で最も規模が大きく、最も発展の活力を備える地域であるアジア太平洋はリーダーシップを発揮し、力強い調整行動を取り、世界経済の回復に新たな原動力を注ぎ、世界経済の成長に新たな道を切り開く必要がある」と指摘し、以下を挙げた。
(1)経済統合を促進し、開放型経済を構築する。われわれは対等な協議、共同参加、普遍的受益という地域協力枠組を構築し、アジア太平洋自由貿易圏の構築を揺るがず推し進めるべきだ。
(2)コネクティビティを強化し、連動した発展を実現する。われわれは北京会議で定めたコネクティビティ・ビジョンを踏み込んで実行に移す必要がある。中国は各国が「一帯一路」(the belt and road)協力に参加し、チャンスを共有し、共に挑戦を受けて立ち、共に発展を図ることを歓迎する。
(3)改革・革新を促進し、内生的原動力を強化する。われわれはAPEC北京首脳会議及びG20杭州サミットでの共通認識と原則をしっかりと実行に移し、発展方式の転換を推進し、マクロ政策の調整を強化し、構造改革を揺るがず推し進め、発展の理念、モデル、道の革新を加速する必要がある。
(4)協力・ウィンウィンを促進し、パートナーシップを深化する。われわれは運命共同体意識を深化し、互いを近づける必要がある。地域協力を一層深め、拡大し、プラットフォームを共に構築し、規則を共に制定し、発展の成果を共有する必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年11月21日
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