アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催期間中の20日、外交部(外務省)国際経済司の談践副司長は、「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)はアジア太平洋地域の最も重要な自由貿易交渉の1つであり、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)を実現するための重要なルートだ。中国はRCEPの早期妥結が加盟国間の貿易・投資の伸びを促進する上でプラスになると考えている」との見方を示した。
外交部(外務省)国際経済司の談践副司長は「現在、保護主義が台頭する中で、RCEP加盟国はいずれも交渉のプロセスを加速させ、早期妥結をはかりたいとの積極的な意欲を示している。全体として交渉は積極的な進展を遂げたといえ、中国はこれまでと変わりなく交渉の各方面と協力していきたい考えだ。中国は交渉を早期に妥結させ、地域経済一体化プロセスに貢献したいとも考えている。RCEPはアジア太平洋地域の経済一体化プロセス推進にプラスであり、地域のエコノミーの共通の利益に合致するもので、今回のペルー・リマで開催されたAPEC首脳会議において提唱された開放型経済と同じ流れを受け継ぐものだ」と述べた。
●キーワード
【保护主义】保護主義
【一脉相承】同じ流れを受け継ぐ
商務部(商務省)の沈丹陽報道官はこのほど行われた定例記者会見で、最近の環太平洋経済連携協定(TPP)と東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の見通しに対する各方面の評価や見方について、「中国はASEANの中核的な位置づけを十分に尊重することを土台として交渉の各方面とともに協力し、できるだけ早く(RCEPの)交渉を妥結させたい考えだ」と述べた。
●キーワード
【跨太平洋伙伴关系协定(TPP)】環太平洋経済連携協定(TPP)
【核心】中核的
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