中国の李克強総理は14日、「一帯一路」(the belt and road)国際協力サミットフォーラムに出席するため訪中した国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事と人民大会堂で会談した。中国新聞社が伝えた。
李総理は中国経済の発展及び構造転換と高度化に対するIMFの関心と支持を積極的に評価。IMFなど各者と政策面の意思疎通や調整を強化し、経済のグローバル化、貿易・投資の自由化と円滑化及び多国間協力を促進し、世界経済の安定的発展の継続を後押しする意向を表明した。
また「中国政府は穏健な金融政策を継続し、金融リスクの防止・コントロールを重要な位置に据え、金融の安定維持、段階的なレバレッジ解消、経済成長の安定の間のバランスを保つ。われわれには中国金融市場の安定を維持し、地域的・システム的金融リスクを発生させないという一線をしっかりと守る能力がある。中国は引き続き市場需給を基礎とする管理フロート制を堅持し、人民元相場の合理的水準での基本的安定を維持する」と指摘した。
ラガルド専務理事は「中国経済の成長の勢いには勇気づけられる。国際経済協力と多国間貿易体制にとって力強い支えだ。中国の金融システムの基礎が堅実で、規制・監督が有効・適切であることをIMFは喜ばしく思っている。中国側と引き続き意思疎通や協力を強化したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月15日
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