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「一帯一路」は世界情勢が複雑で変化に富む時期の中国の答案

人民網日本語版 2017年05月08日13:28

第18回党大会以来、習近平氏を核心とする党中央は外交分野で開拓進取、鋭意革新し、目覚ましい成果を挙げてきた。習主席は歴史と未来の合流点に立ち、「一帯一路」(the belt and road)と人類運命共同体を提唱し、気勢盛んな「五通」思想(政策の疎通、施設の連結、貿易の円滑化、資金の融通、人心の通じ合い)を形成した。これは中国が協力・ウィンウィンという人類運命共同体の構築を目標、「一帯一路」共同建設を新たなチャンス、新たな出発点として、平和・協力、開放包摂、相互学習・参考、互恵・ウィンウィンのシルクロード精神を発揚し、21世紀における中国と世界の新型の関係の壮大な一章を記しつつあることを物語っている。(文:阮宗沢・中国国際問題研究院常務副院長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

今年1月18日、習主席はスイスでハイレベル会議「人類運命共同体を共に話し合い、構築する」に出席。「人類運命共同体の共同構築」と題する基調演説を行い、人類運命共同体の理念を深く、全面的かつ系統立てて明らかにしたうえで、人類運命共同体の構築という偉大なプロセスを共に推し進め、対話と協議、共同建設・享受、協力・ウィンウィン、交流・相互参考、エコ・低炭素を堅持し、平和の永続する、普遍的に安全で、共に繁栄する、開放・包摂的かつクリーンで美しい世界を建設することを主張した。そして「一帯一路」はこの過程において、まさに重大な意義を持ち、著しい効果を生む世紀のプロジェクトなのである。

習主席は「一帯一路」を提唱した際、すでに「五通」の深い内容を明確にした。「五通」は「共同体」へと通じる必須の道であり、コネクティビティのハード・ソフト両面を含む。施設、貿易、資金がハード、政策、人心がソフトであり、両者は支え合いより良い効果を生む。ハードとソフトが有機的に結合して初めて効果的に点から面へ、線から地区へといたり、地域大協力が徐々に形成され、真の意味のコネクティビティが構築される。

「五通」と「共同体」思想は豊かな内容を持つ。中国が新時代において対内的な改革深化と対外的な開放拡大の両大局を統合的に計画する際に生じた思想の火花であり、平和的協力という中国の国際的イメージをつくる助けとなり、中国の対外協力の大きな方向性を先導するものであり、「中国はどのような世界を望んでいるのか」に対する力強い回答でもある。


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