米国の人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」で、セリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」を歌う姿がYouTubeで公開され、大反響を呼んでいた香港地区出身のセリーヌちゃん(9)が再び奇跡を起こした。同番組の最新回で、セリーヌちゃんは、「How Am I Supposed to Live Without You」を披露し、審査委員らが「天才」と絶賛。ゲスト審査員で女優のラバーン・コックスが、ゴールデンブザーを押し、セリーヌちゃんの決勝戦進出が決まった。千龍網が報じた。
セリーヌちゃんは前回、「My Heart Will Go On」を歌い、順調に1回戦を通過。同番組で予選を通過した中国人の出演者としては最年少だった。
今回、彼女はイエローのワンピースという、かわいい姿で登場。1回戦で「My Heart Will Go On」を歌い、強いインパクトを残していたため、審査員のハイディは、「今回はセリーヌ・ディオンのどの曲を歌ってくれるの?」と質問した。しかし、セリーヌちゃんが今回チョイスしたのは、1980年代にヒットしたマイケル・ボルトンのラブソング「How Am I Supposed to Live Without You」。前回とはイメージが大きく異なり、審査員の予想を覆した。そして、その力強く、かつ繊細な歌声に、審査員4人はうなづきながら聞き入っていた。また、他の出演者らも、「素晴らしすぎる歌声」と大絶賛した。
セリーヌちゃんが歌い終わると、ゲスト審査員のラバーン・コックスは、「彼女を私の家に連れて帰りたいわ!あなたの声は神様の贈り物。天才で、とてもかわいい。こんなに小さいのにここまで歌いあげられるとは、尊敬するわ!気持ちが抑えられないわ……」と涙を目に浮かべながら大絶賛した。そして、1シーズンに一度しか押せないゴールドブザーを押した。そのため、セリーヌちゃんは予選免除となり、直接決勝戦進出を決め、ゴールドブザーでの決勝戦進出を決めた初めての中国人出演者となった。
セリーヌちゃんはその場で大喜びし、客席で応援していた両親と妹のディオンちゃんも大興奮となった。番組最後には、歌う前にインタビューに応える様子が放送され、セリーヌちゃんは、「ディオンは一番大好きな妹で、一番の親友。この歌は妹のために歌う。ディオンが大きくなったら、私がどれほど彼女を愛しているか分かってくれると思う」と、妹に捧げる歌であることを話した。
放送終了後、「アメリカズ・ゴット・タレント」はセリーヌちゃんが歌う場面の動画をFacebookの公式アカウントやYouTubeに投稿し、わずか24時間で450万回再生された。その動画に、マイケル・ボルトンも「いいね!」を送り、「素晴らしすぎる」と大絶賛したほか、15ヶ国以上のネットユーザー約5千人が「歌声がとてもきれい」、「3回見たけど、3回とも感動して涙が流れた」、「中国の子供もこんなにすごいとは!」などと、セリーヌちゃんを絶賛するコメントを寄せた。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年8月8日
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