ラップグループ天府事変の「This is China」が神曲に？

「This is China（这就是中国）」のMVのスクリーンショット。

最近、90後（1990年代生まれ）の若者4人のラップグループ「天府事変」が作詞作曲した新時代を行く神曲「This is China（這就是中国）」がネット上で話題となり、中国のネットユーザーからだけではなく、BBC（英国放送協会）や米誌「タイム」、英紙「ガーディアン」など、複数の世界的に有名なメディアからも注目されている。このラップグループは昨年10月1日に結成し、今年で活動1周年の節目を境にグループ名を「天府事変」へと改名した。羊城晩報が伝えた。

今年6月28日、「This is China」というタイトルのMVが中国共産主義青年団の微信（Wechat）と微博（ウェイボー）の公式アカウントにアップされた。こちらのMVはラップ形式で、90後の若者たちが心に抱く中国のイメージを歌っている。「知っての通り、中国は発展途上国だ。人口が多く、管理していくのが大変難しい。第二次世界大戦後、中国は瓦礫の山に故郷を再建した」といった歌詞はラップという特色だけでなく、4分9秒のMVのなかに中国四川省の伝統芸能である「変面」や天安門、ジャイアントパンダ、中国書道、古筝などの中国の要素を取り込んでいる。