東京都内の歩道の端であるストリートミュージシャンが、かつて中国で高い人気を集めた香港地区のロックバンド・BEYONDの名曲「海闊天空」 (遥かなる夢に ~Far away~Beyond)を歌っている横で、中国人の女性が号泣している動画が最近、微博(ウェイボー)や各大手ネットサイトで大きな話題となっている。微博では8万回以上シェアされ、1万人以上がコメントを寄せている。また、動画を撮影、編集、シェアできるアプリ「秒拍」でも3900万回再生された。
動画を見ると、ストリートミュージシャンである男性が日本語で「海闊天空」を歌い、間奏に入ると、横で聞いていた女性は広東語で歌い始めた。すると、男性は日本語から広東語に切り替えて再び歌い始め、その展開に女性は泣き出し始めた。女性は、「中国人がはるばる海を渡って日本に来て、ストリートライブをしているとは想像もしておらず、とても感動した。別の場所で昔の友人と再会したような気分」と話した。この動画に、ネットユーザーからはコメントが次々に寄せられ、「歌がうまい!」、「異国の地でBEYONDの歌を歌うなんて、感動。ありがとう」、「日本語から広東語に切り替わった瞬間涙が出た。異国の地で生活するのは本当に大変。この歌は、私が苦しい時を乗り越えられるよう何度も支えてくれた。とても感動した。ありがとう」、「ずっと前からあなたの微博をフォローしている。感情がこもっていて、歌がとてもうまい。ファンになっちゃいそう。威張ったような態度もなく、好感が持てます。応援してます」、「このストリートミュージシャンがBEYONDの歌を世界中の街で歌い、その思いを多くの人に伝えてくれることを願っている」などの声が上がっている。
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