かつて複旦中学でマクロ経済学を教えていたチャーリーさんは、その頃の淘宝との関わりについて次のように話す。「以前は、中国の同僚や友人から淘宝のことを聞いてはいたが、(言葉の問題があって)実際に商品を買うには彼らに手伝ってもらうしかなく、申し訳ないと感じたので、ほとんど利用することはなかった。欲しいものがある時は、授業で話をすると、生徒たちがものの10分ほどで、欲しい商品を代わりに買ってくれた」。
15年7月、こんなふうに買い物するしかなかったチャーリー先生は突然ひらめいた。「中国人はみんな淘宝が好きだ。多くの外国人も自分と同じく、言葉の問題であきらめているだけで、もしもサイトを立ち上げ、淘宝や天猫(Tmall)のすべての商品情報を英語に訳し、外国人にわかるようにできたなら、いいビジネスになる」。そこでチャーリーさんはタイラーさんとジェイさんを引き入れ、全身全霊を打ち込んでサイトの開発を進めた。サイトが開設されるまでの間に、3人はすっかり「手切り族」(ネット通販で過剰な衝動買いをしてしまう人々)になり、できあがったサイトの名前も「Baopals」(淘宝の仲間、の意味)になった。
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