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上海歌舞団による舞劇「朱鷺」の3度目の日本公演が東京でスタート

【中日対訳】

人民網日本語版 2017年08月31日09:23
上海歌舞団による舞劇「朱鷺」の3度目の日本公演が東京でスタート

上海歌舞団による中日国交正常化45周年記念舞劇「朱鷺-toki」の日本公演が29日、東京で初日を迎え、素晴らしい公演を披露し好評を博した。上海歌舞団の日本公演は今回で3回目となる。新華網が報じた。

在日本中国大使館の程永華大使や中国人民対外友好協会の李小林会長、日本の河野太郎外務大臣らが初日の公演にお祝いのメッセージを寄せた。「朱鷺」は2014年と15年にも日本公演が行われ、大きな反響を呼んだ。

「朱鷺」は、国際保護鳥に指定されているトキをテーマにした舞劇で、人類が近代化、現代化、都市化を進める過程で、自然、環境、各種生物と共存し、苦楽を共にする姿を描いている。トキは、中日両国の国民に愛される縁起の良い鳥でもあり、一度は絶滅の危機に瀕していたものの、中日両国の科学者が協力して保護を行ない、繁殖に成功し、中日友好の象徴ともなっている。

29日夜、約2000人収容の東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールは満席となった。公演は、淡いグラデーションで水墨画のように描かれた山々を背景に、村の青年ジュン(王佳俊)が薪を拾いに山の奥深くに入り、湖のほとりで仲間たちと無邪気に集うトキの精ジエ(朱潔静)と出会うところから始まる。トキたちの群舞は前半の一番の見所となっている。その後、場面は現代に変わり、荒れた山や渇水した湖などが広がる暗い雰囲気の中で、環境破壊により、絶滅の危機に瀕するトキが表現される。前半の軽快で明るい雰囲気から一変し、トキの悲しみや苦しみがひしひしと伝わってくる。最後は、科学者の努力や環境の改善により、トキの群れが生き延び、舞台に明るい雰囲気が戻り、会場は拍手喝采となった。

日本公演は9月14日まで続き、東京、名古屋、大阪で計11公演が行われる予定だ。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年8月31日


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