李克強総理は4日午後、カナダのトルドー首相と人民大会堂で第2回中国カナダ首相年次対話を行った。

李総理は「中国とカナダの実務協力には相互補完の強み、互恵の基礎、ウィンウィンの将来性がある。われわれはカナダ側と貿易・投資協力を拡大し、両国企業が自らの強みと結びつけて相手国で投資・事業展開し、第三国市場を協力して開拓するよう促したい。新たな協力の潜在力を掘り起こし、クリーン技術、航空宇宙、民生用原子力、農業科学技術など新興協力分野を拡大したい。人的・文化的交流を緊密化し、来年の中国カナダ観光年活動を成功させたい。国際・地域問題での意思疎通と調整を強化し、気候変動などグローバルな試練に連携して対処したい」と表明。

「中国とカナダは共にアジア太平洋地域の重要な国、世界の貿易大国であり、貿易と投資の自由化及び円滑化の推進の問題で積極的なメッセージを発することは双方の共通利益に合致する。カナダを含む各国と共に、発展のチャンスを創造し、発展の成果を共有したい」と強調した。

トルドー首相は「カナダと中国の交流・協力には大きな潜在力がある。互恵精神に基づき、中国側と上層部交流を保ち、経済・貿易協力を強化し、民間交流を拡大し、両国の親善を継続し、互恵・ウィンウィンを実現したい。カナダ側は自由貿易を支持し、グローバル化のプロセスに積極的に関与する。中国側と意思疎通や調整を強化し、グローバル化と自由貿易を共に後押しし、世界の持続可能な発展に貢献したい」と表明した。（編集NA）

「人民網日本語版」2017年12月5日