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上海協力機構の大きな将来性

人民網日本語版 2017年12月01日16:10

李克強総理は11月30日、ロシアの有名な港町・ソチに到着した。上海協力機構(SCO)加盟国の政府首脳(首相)理事会第16回会議に出席する。上海協力機構にとっては今年6月の初の加盟国拡大後初の首相会議だ。(文:陳玉栄・中国国際問題研究院ユーラシア研究所所長、中国社会科学院中露戦略協力ハイエンド協力シンクタンク常務理事。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

今年は「上海協力機構憲章」署名15周年であり、「上海協力機構加盟国善隣友好協力条約」署名10周年でもある。両綱領的文書を思想的礎及び行動指針として、加盟国は「上海精神」に従い、運命共同体構築の道において日増しに堅実な歩みを踏み出し、協力・ウィンウィンの新型の国際関係の模範を確立した。各国は今回ソチに集まり、共に成果を整理し、潜在力を掘り起こし、新たな出発点において加盟国の政治・安全保障・経済・人的・文化的分野の協力を引き続き推進する。

ソチ会議は上海協力機構の活力をはっきりと示す。今回、上海協力機構8カ国の首相がソチに集まり、将来の発展の大計を話し合う。拡大後の上海協力機構がGDPで世界全体の20%を超え、経済協力の潜在力がかつてなく強まったのを国際社会は目にした。各国間の相互交流も活発だ。今年1~9月、中国と上海協力機構加盟国の貿易総額は前年同期比18.7%増の1590億ドルに達した。

「人類運命共同体構築」の旋律が上海協力機構に鳴り響いている。2001年の設立以来、上海協力機構加盟国は「相互信頼、相互利益、平等、協議、多様な文明の尊重、共同発展の追求」という「上海精神」を積極的に実践してきた。国家間の相互関係を緊密化し続け、政治的相互信頼を強化し続け、経済的互恵協力を深め続け、新型の国際関係を構築し、発展させ、中央アジア地域の平和と協力の強固な基礎を固めた。上海協力機構の発展は、新型の国際関係の構築と人類運命共同体の構築において重要な模範的意義を持ち、中国が「2つの構築」を推し進めるうえで重要な拠り所にもなる。

新型の国際関係の構築において、中露は新型の国際関係の模範といえる。中露包括的・戦略的協力パートナーシップは両国の各分野及び地域における協力の深い発展を促進するだけでなく、地域と世界の平和・安全も効果的に維持し、複雑に入り組んだ世界構造においてスタビライザーとしての役割を発揮している。人類運命共同体の構築において、中露は広範な利益の訴えを持つ。長年、両国はグローバル・ガバナンスの強化、多国間枠組の発展推進の過程において成果に富む協力を保ってきた。上海協力機構の発展の歩みにおいて、中露両国は終始連携して協力し、「双エンジン」の役割を発揮してきた。

現在、国際・地域情勢は深く複雑に変化し、不安定・不確定要素が増えている。各国は同舟相救ってのみ、脅威と試練に適切に対処できる。中国側は各国と共に、運命共同体意識を強化し、安全で安定した、発展し繁栄する共通のふるさとを建設することを望んでいる。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年12月1日

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