20回にわたり開かれたサブフォーラムは明確ではっきりとしたテーマとなっており、それぞれの特色を備え、ゲストが考えを共有し斬新な見解を提供するハイエンドなプラットフォームとなった。同大会の重要な成果としては、「中国インターネット発展報告書2017」と「世界インターネット発展報告書2017」という2つの青書が初めて発表されたことが挙げられる。過去の成果をまとめ、現状の特徴を分析し、未来のトレンドを展望し、各国がインターネット発展をより良く促進するための参考材料になった。>>詳細へ
「世界インターネット発展報告書2017」によると、世界のネットユーザー数は今年6月現在で38億9000万人に達し、普及率は51.7%となった。うち中国は7億5100万人で世界一。デジタル経済発展は、世界主要大国及び地域が世界的な競争力を再構築するための選択肢になっている。世界のGDPの22%が、技能と資本を網羅するデジタル経済と密接に結びついている。中国のデジタル経済の対GDP比は3割にのぼる。>>詳細へ
また、「世界インターネット発展報告書2017」は世界インターネット発展指数・指標体系を初めて作成・発表した。全体的に見ると、先進国のインターネット平均発展水準が最も高く、欧州と新興アジア諸国が続いた。中南米及びサハラ以南アフリカの発展途上国・地域も発展の勢いを強めている。
各国のポイントを見ると、米国が57.66点で1位。2-5位は中国、韓国、日本、英国の順となった。
また、同大会の年間成果文書「烏鎮ビジョン」が発表された。これは世界インターネット発展とガバナンスに関する共通認識が、再び確かな一歩を踏み出したことを意味する。>>詳細へ
同大会は革新の成果を集中的に展示し、最先端のトレンドを示し、発展の方向をリードした。今回の「インターネットの光博覧会」には世界的に有名なIT企業とベンチャー企業400社以上の、最新の科学技術の成果と応用が集まり、世界のインターネットの最新発展動向を示した。
百度はスマートホームシステムを展示した。コップサイズのロボットに質問をしたり、見たい映画、聴きたい歌曲を告げれば、この小型ロボットは直ちに「答え」を教えてくれる。職員によると、同ロボットは交流可能な百科事典だ。さらに興味深いことに、操作は非常にシンプルで、7-8歳の子供でも取り扱える。スマート化は私たちの暮らしの隅々を変えようとしている。>>詳細へ
搜狗の展示ブースで、人工知能(AI)が注目を集めていた。被験者が「汪仔」と呼ばれる医療ロボットに「頭が痛い」と言うと、このロボットは直ちに反応し、適切なアドバイスをしてくれる。
関係者によると、このような医療技術はAI技術に基づき医学知識マップを構築する。ユーザーが症状を詳細に描写すれば、比較的正確な医療情報を提供する。患者は診察前に関連疾患への認識を深め、かつ診察先を間違えて誤った診断を下される可能性を減らすことができる。
シェア自転車のofoは、今後はNFC(近距離無線通信規格)機能を搭載した携帯電話の裏側をNFCスマートキーに近づけるだけで、1秒で解除できるようになると発表した。ofoのNFCスマートキーも初公開された。
第4回世界インターネット大会が3-5日にかけて烏鎮で開催される。初登場した第3世代天猫(Tmall)無人スーパーでは、「スマイル」も現金価値を持つ。人工知能(AI)システムが利用者の顔の表情を読み取り、なんと割引をしてくれるというのだ。
まず商品の隣のカメラに顔を向け、表情を作る。するとその表情により、商品に対する好みの度合いが測定され、それに応じた割引がなされる。記者が体験した商品は定価153元(1元は約17.05円)だが、スマイルで40元引きとなった。>>詳細へ
世界インターネット先端科学技術成果発表会により、同大会は世界のインターネットのトップクラスの科学技術が集まる場、そのバロメーターとなった。
3日午後に開かれた第4回世界インターネット大会世界インターネット先端科学技術成果発表イベントにおいて、「ファーウェイ3GPP 5Gプレ商用化システム」「マイクロソフト小氷――感情計算AI」「北斗衛星測位システム」「摩拜(Mobike)スマートシェア自転車」、アップルの「AR Kit」など18件のハイテクが、来場者にサプライズをもたらした。この18件の成果のうち、中国チームが開発したものが6割以上を占めた。
今年の世界インターネット大会は中国、米国、英国、ドイツ、フランス、スウェーデン、アイルランド、フィンランド、韓国などから1000件近くのインターネット分野先端科学技術成果を集め、昨年より倍増した。国内外の有名専門家44人でつくる推薦委員会が、上述した18件の成果を選出した。>>詳細へ
同大会は実務的協力プラットフォームを積極的に構築し、国内外の政府・民間組織・企業などによる一連の影響力あふれる協力成果の形成を促進し、さらに「一帯一路」(the Belt and Road)デジタル国際協力イニシアティブなど複数の協力協定を採択した。「双創熱土」プロジェクトマッチング活動では、マッチングされたインターネットプロジェクトが1200件に達し、総額130億元(1元は約17円)以上のプロジェクトの契約が現場で交わされた。世界インターネット大会の実効性と求心力がさらに際立った。
第4回世界インターネット大会で、「『一帯一路』(the Belt and Road)デジタル経済国際協力イニシアティブ」が共同提起された(12月3日、撮影・翁忻暘)。
第4回世界インターネット大会で3日、中国、ラオス、サウジアラビア、セルビア、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)の7ヶ国の関連部門により、「『一帯一路』(the Belt and Road)デジタル経済国際協力イニシアティブ」が共同提起された。これにより、「一帯一路」のデジタル経済をめぐる協力が新たな1ページを開いたことがうかがえる。>>詳細へ
(編集YM)
「人民網日本語版」2017年12月6日
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