今年で8回目となる、中国と日本の若者が成人を祝う「中日友好成人式」が13日、北京で開催された。同イベントは北京の日本人留学生団体である北京日本人留学生社団(BJSA)が企画し、中国人と日本人の新成人合せて145人が参加した。人民網が伝えた。
在中国日本大使館の横井裕大使は、新成人への祝辞の中で、「日中両国の架け橋になるだけでなく、柔軟で斬新な発想で共に協力し、世界の架け橋となることを期待している」と述べた。
また、中日両国の新成人代表も祝辞を述べ、日本人の新成人代表は、「日中両国は互いの理解が以前よりも深まっている。これからも両国の架け橋を維持し、いかにより円滑に互いの理解を深めていくかを考えなければならない」との思いを語り、中国人の新成人代表は、「20歳の魅力は自分の気持ちを整理し、怒りなどの感情をうまく抑えられるようになること。これからは問題を自分自身で解決していき、独立した個人として生きていくことになる」とした。
同イベントではソーラン節や中国武術のパフォーマンスが披露され、会場は大いに盛り上がったほか、新成人の門出を祝して鏡開きや書初めといったプログラムも行われた。
また、今回の特別ゲストとしてNHK「テレビで中国語」のレギュラー出演者だった段文凝さんが登場し、「これからは自分が選んで、目指すべき道を決めていくことになる。しっかりと考えて自分の道を決め、決心したら迷わず突き進んでほしい」と新成人たちにエールを送った。
会場にはチャイナドレスや振袖姿の華やかな装いの若者たちの姿も数多く見られ、新成人の門出のイベントに相応しい彩りを添えていた。(文・木村雄太)
「人民網日本語版」2018年1月15日
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