習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)が先日モスクワ大学の中国人留学生にあてた返信は春風のごとく在日中国人留学生たちの心にもぬくもりを与えている。2017年12月31日、在中国日本大使館教育処で開かれた座談会では、学友会幹部や政府派遣留学生ら50人が一堂に会し、習近平総書記の返信に書かれた心得について議論を交わし、中華民族の偉大なる復興における「中国の夢」への貢献を望む声が次々とあがった。
在中国日本大使館の胡志平公使参事官は会議で、「習近平総書記がモスクワ大学の中国人留学生にあてた返信は海外で学ぶ全ての中国人留学生にあてた言葉であり、新時代の在日留学生に祖国と民族復興の大業に自らの人生の理想を組み込むように激励している」とした。
早稲田大学学友会の張雨生会長は、「李大钊などのかつての日本留学生の後輩として、我々は在日中国人留学生の優秀な伝統を引き継ぎ、『留学の夢』と『中国の夢』を一体化させ、『二つの百年』と中華民族の復興に自らの力で貢献していく」と述べた。
北陸先端科学技術大学院大学学友会の王麒森会長は、「海外の先端技術を学ぶだけでなく、祖国発展の要となる問題を解決することは、留学生としての最大の使命。自分がバーチャルリアリティ技術を専門として選んだのは、国家の科学技術の発展に必要であるから」と述べた。
全日本中国留学生学友会の楊筱恬会長は、「我々はこれまでの留学生たちの崇高な理想を引き継ぎ、祖国の命運を常に心にとめ、個人の理想と国家の発展を組み合わせ、学んだものを祖国と人民に捧げる」とした。
東京大学の訪問学者である中国政法大学の陳煜准教授は、「習近平総書記が返信の中で、若い世代が理想を抱き、実力を備え、責任を担うならば、国家には未来があり、民族には希望があると示唆している。これは全ての留学生に対する激励だ。留学生たちは祖国に尽くすため、勉学に励むべきだ」とした。
杏林大学政治学の劉迪教授は、「現在中国の科学技術革命の発展は加速する勢いをみせており、イノベーションと起業が社会の隅々まで広がり、同時に様々な新たな課題と任務にも直面し、その先に新たな変革が待ち構えている。その将来の転換の過程において、海外留学生の知恵と力は不可欠だ」とした。
中国留日同窓総会会長で順天堂大学の汪先恩准教授は、「年末に際し、習近平総書記による全ての海外留学生に対する挨拶は、温もりを感じさせ、新時代の在日留学生らは、国家のために力を尽くす伝統を引き継ぎ、祖国の発展のため、時代に恥じぬ力を新たな貢献を成していく」とした。(編集HQ)
「人民網日本語版」2018年1月3日
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