中国インターネット情報センター(CNNIC)が31日に発表した最新の報告書によると、昨年12月時点での中国のネットユーザー数は7億7200万人に達した。そのうち月収5000元(1元は約17.37円)以下が約8割を占めており、オンライン決済など22種を中心とするインターネットサービスの使用率が上昇を続けている。また、中国のモバイルインターネットが高度発展するなか、携帯電話でネットを利用するネットユーザーの10人中約7人がモバイル決済、約4人がネットデリバリー、約3人がシェア自転車を利用している。中国新聞網が伝えた。
中国ネットユーザーの規模(写真はCNNICの報告書のスクリーンショット)
◆携帯電話からのネット利用者数、ネットユーザー全体と同規模に
第41回「中国インターネット発展状況統計報告書」によると、昨年12月時点の中国のネットユーザー数は7億7200万人にのぼり、インターネット普及率が55.8%に達した。また、通年でネットユーザー数が4074万人増えた。
注意すべきは、携帯電話でネットを利用するネットユーザーが急増を続け、7億5300万人に達したことだ。性別を見ると、中国のネットユーザーの男女比は52.6:47.4で、これは中国の人口の男女比に近い。
中国のネットユーザーの職業構造(写真はCNNICの報告書のスクリーンショット)
ネットユーザーの職業構造を見ると、学生が25.4%を占め、次に個人事業主・フリーランスが21.3%を占めている。職業構造はほぼ安定している。
昨年12月時点で、ネットを利用していない人が6億1100万人いることも注目すべきだ。そのうち、都市部が37.6%、農村部が62.4%を占める。ネット接続技能の不足、文化水準の制限などが、その大きな原因になっている。
中国のネットユーザーの月収状況(写真はCNNICの報告書のスクリーンショット)
◆ネットユーザーの約8割の収入が5000元以下
報告書によると、2017年には中国のネットユーザーの高所得化が進んだ。月収5000元以上の割合は2016年より3.7ポイント上昇した。無収入のネットユーザーが占める割合がさらに低下し、2016年の7%から5.2%になった。
ネットユーザーのうち、月収2001−3000元が16.6%、3001−5000元が22.4%と最も多かった。5001−8000元は11.7%、8000元以上は8.5%。つまり、5000元以下が約8割ということになる。
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