江蘇省南京市にある東南大学は2日、同校生物医学技術学院生物電子学国家重点実験室の趙遠錦教授が率いるチームが、変色可能な「心臓チップ」を新たに開発したと発表した。このチップは体外で心筋細胞の脈動と収縮をシミュレーションできる。この技術は将来的に生物体の代替品になり、各種薬物の人体への影響を観察できるようになると期待されている。新華社が伝えた。
研究チームはカメレオンからアイデアを得て、マイクロチップに特殊光学構造を備えたゲルを加えた。このゲルは心筋細胞と組み合わさり、心筋細胞が拡張・収縮する際に色を変化させる。研究者が薬を用いると、心筋細胞の脈動を色の変化で分かりやすく観察できる。これにより薬物の心臓への影響も一目瞭然となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年4月3日
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