初夏になり、中国ジャイアントパンダ保護研究センター神樹坪基地は青々と木が生い茂った山々に囲まれていた。2017年に誕生した19頭のパンダの赤ちゃんたちはここですくすくと育っている。同基地は四川省臥龍国家自然保護区のある耿達郷に位置し、ジャイアントパンダの飼育や繁殖、研究、一般向けの教育活動からハイレベルな科学的観察を一体化させたジャイアントパンダ保護研究基地となる。2008年の四川大地震発生当時は、深刻な被害が生じたため、同基地のジャイアントパンダたちは中国各地の野生動物園や市内の動物園に移す措置が取られた。しかし、同基地がパンダに最も適した環境であることから、2016年5月11日に、香港特別行政区政府の支援のもと、総額2億元(1元は約17.4円)を投じて、敷地面積約150ヘクタールの神樹坪基地をオープンさせた。現在同基地には合計50頭以上のパンダが飼育されており、今年もパンダの赤ちゃんが次々誕生することになるだろう。(編集TK)
「人民網日本語版」2018年5月18日
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