米国ボストン大学で20日、2018年度の卒業式が行われ、中国の巨匠・張芸謀(チャン・イーモウ)監督に同大学の人文芸術栄誉博士学位が授与された。新華社が報じた。
同大学のロバート・ブラウン学長は卒業式で、約7000人の卒業生とその保護者を前に、張監督のアーティストとしてのキャリアや映画、オペラ、バレエ、大規模イベントの演出などさまざまな分野における功績を紹介。その映画作品について「中国人と中国文化をしっかり描き出しているだけでなく、人間の本性や渇望を描き出す一つの窓となっている」と称賛した。
ブラウン学長は、張監督の五輪セレモニーへの貢献を特に称賛し、「08年の北京五輪の開会式と閉会式の比類のない美しさと壮観さは世界を驚嘆させた。また、今年の平昌冬季五輪閉会式の引き継ぎセレモニーでも、再び輝きを放った」と語った。張監督は、北京五輪の開会式と閉幕式、平昌五輪の引き継ぎセレモニーの演出『北京の8分』の総監督を務めた。
張監督は新華社の取材に対して、「ボストン大学から名誉博士号を授与されたということは、私の長年の創作活動が注目、理解され、認められたことを示しており、大変光栄だ」と語った。
ボストン大学・メディア部のコリン•ライリー・執行部長は新華社の取材に対して、「卒業生は今まさに社会に足を踏み出し、自分のキャリアを歩み始めようとしている。その節目となる卒業式に、当校では慣例として、学生の模範となるような著名人に名誉学位を授与している」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年5月23日
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