河北省の秦皇島経済技術開発区が発表した情報によると、このほど世界初のエレベーター早期警戒レスキュー車が登場した。中国エレベーター協会と国家エレベーター品質監督検験センター、関連する研究院・研究所の専門家がこの科学技術成果を高く評価した。同プロジェクトは革新的であり、全体的な技術が世界先進水準に達していると判断されており、世界初の取り組みで、国内外のこの分野における空白を埋めた。
このハイテクエレベーター早期警戒レスキュー車は、秦皇島開発区の前景光電技術有限公司が自主開発したもので、先進的な「エレベーター総合性能測定・試験装置」など18台の検査・測定設備を搭載している。ベクトル空間データ収集技術やGPRS無線通信を使い、都市部エレベーターの「健康状況」を真っ先に把握し、正確な早期警戒と事前の措置を実現する。
同社の陳忠林董事長(会長)によると、エレベーター早期警戒レスキュー車は路上走行中、都市内の「ブラックボックス」が設置されているすべてのエレベーターの「健康診断」を行う。エレベーターの運行データと現状を分析し、リスクをスマートに分析・排除し、かつ直ちに点検・レスキューサービスに駆けつける。
車内には衛星電話やテレビ電話システム、生命探知機、油圧エキスパンダー、油圧ジャッキ、油圧カッター、救急箱など31種の緊急処置道具が備えられており、レスキュー信号を直ちに捕捉し、エレベーターに閉じ込められている人の救助に直ちに向かうことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年6月4日
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