中国の外食産業は2013年の低迷期を乗り越えた後、ここ数年は発展のピークを迎えている。データをみると、2017年の外食産業の収入は3兆9644億元(1元は約17.1円)に上り、前年比10.7%増加した。今年1~4月の営業額は1兆2736億元で前年同期比10.1%増加し、2けたの伸びを維持した。外食産業の発展と革新(イノベーション)が加速するのにともなって、嘉和一品や呷哺呷哺を含む外食産業企業が商品の小売業務を加速的に推進している。「北京晨報」が伝えた。
中国料理協会(CCA)の姜俊賢会長はこのほど開催された「2018年中国外食産業革新サミット」で、「情報技術(IT)の発展応用や外食産業企業との融合の進展に伴って、一部の企業は業界の枠を超えて小売分野の経営にも力を入れるようになり、業務もテイクアウト、デリバリー、パッケージなどさまざまなブランドをカバーする経営モデルを取り入れつつある」と述べた。
従来型外食産業企業が商品の小売業務を積極的に推し進め、海底撈や呷哺呷哺などの火鍋レストランブランドが自社ブランドの火鍋材料を売り出し、売り上げはまずまずだという。姜会長は、「消費バージョンアップの流れの中、『外食+EC+小売』が目下最新のトレンドで、上位100企業も多元化、多様化、多ブランド化という方向への発展を模索している。上位100社で食品加工業務を手がけるようになったところは20%に上るが、従来型外食産業の小売業務は今はまだ試行や模索の段階にある」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年6月4日
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