山地に囲まれた農村である江西省撫州市宜黄県の郊外に位置する陽光馬術学校には、競馬の騎手(ジョッキー)になることを夢見る農村の少年たちがいる。新華網が伝えた。
同校は現地政府の支援のもとで2015年に設立され、学校と企業の協力により、無料で馬術人材を養成している。同校には、現在90人以上の生徒が通っており、そのほとんどが農村の「留守児童」だ。なるべく早く馬と信頼関係を築くため、彼らは馬の身の回りの世話をすることからスタートし、馬それぞれの個性を理解していく必要がある。毎日馬の体を洗い、定期的に馬の蹄の手入れをしており、食事と就寝の時以外は馬と一緒にいる。また、コーチの細かい指導を長期間受けることで、馬術のそれぞれの動作を身に着けることができる。
現在同校の約90人の生徒が、全員北京市や上海市など各地の有名乗馬クラブのスカウトを受けている。馬術学校の文化学科の教師・呉慶徳さんは、「馬術により、農村の子供たちの将来の選択肢が1つ増えた。馬術を学ぶことで、彼らはこれから自分や家族の運命を変え、同時により自立し、自信を持ち、強くなることができるだろう」と話した。(編集TK)
人民網日本語版」2018年7月30日
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