第18回アジア競技大会中国選手団の結団式が6日午前、国家体育総局で開かれた。中国を代表するアスリート845人が、ジャカルタで開かれる今大会の38競技376種目に挑む。新華社が報じた。
結団式では、代表団の幹部が選手団の結団をめぐる状況を紹介すると同時に、代表団臨時党委員会の設立を宣言した。その後、代表団は宣誓セレモニーを行い、選手・コーチ代表がそれぞれスピーチを行った。また、競技別の選手代表チームが、「競技の風紀・紀律およびアンチ・ドーピング任務をめぐる宣誓書」を提出した。
2017年体操世界選手権男子個人総合で優勝した肖若騰選手が、全出場選手を代表し、「4年に一度開催されるアジア競技大会は、アジアで最高の競技レベルを誇る大会であり、2020年東京オリンピックの前哨戦でもある。また、我々アスリートにとって、日頃のトレーニングの成果と競技力を試す絶好の得難い機会ともいえる。ジャカルタの競技会場で、我々は競技成績とスポーツマンシップといういずれの面のおいても参加資格に相応しい成績をおさめたい」と述べた。
今回のアジア競技大会では、40競技465種目が設けられ、このうち32競技330種目は、2020年東京オリンピックでも採用される。今大会の大きな特徴のひとつとして、東京オリンピックを間近に控えた大会である点が挙げられる。また、今大会でオリンピックに採用されていない競技種目は、極めてアジア色が強い種目となっている。
中国選手団は、カバディと重量挙げを除くすべての競技種目、つまり38競技376種目に出場する。このうち31競技296種目はオリンピック種目でもある。今大会に出場する中国代表団の選手は、若手アスリートを中心に構成されており、最年少は競泳の王一淳選手で、わずか13歳だ。
ルーキーがいる一方で、ベテラン選手も少なくない。選手団には、林丹選手、孫楊選手、朱▼選手(▼は女へんに亭)ら五輪メダリスト19人も含まれており、今回のジャカルタ・アジア大会に出場する。
今回のアジア競技大会で中国選手団秘書長を務める国家体育総局競体司の劉国永・局長は、結団式の前に行われたメディアカンファレンスにおいて、「中国のスポーツという立場からすると、今回のアジア競技大会は、2020年東京オリンピックを見据えた選手に対するテスト・トレーニングの機会であり、中国の競技スポーツが全面的に試される場でもある。中国代表団は、今大会において、スポーツマンシップとパフォーマンスという2つの面で成果を上げることを目指すと同時に、東京オリンピックで活躍することになるであろうルーキーを発掘し、実践経験を積ませ、チームを鍛え上げたい」とコメントした。
第18回アジア競技大会は、インドネシア・ジャカルタで今月18日に開幕、パレンバンが共同開催都市としての役割を務める。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年8月8日
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