23日のアジア競技大会では、中国代表の活躍が次第に佳境に入り、特に女子選手たちが目覚ましい成績を手にしている。競泳女子800メートル自由形、テニス女子シングルス、体操女子段違い平行棒、射撃女子クレー・ダブルトラップの各種目で、中国女子選手が金・銀メダルを総なめにした。新華社が報じた。
同日行われた授与される金メダルの数が多かった競泳種目では、中国と日本の熾烈なメダル争いが続いた。女子800メートル自由形では、王簡嘉禾と李氷潔の両選手が、中国代表の「ダブル優勝候補」だった。2人は、100メートル自由形でしっかりとトップの位置を占め、最終的に王簡嘉禾選手が8分18秒55の大会新記録で金メダルに輝き、李氷潔選手も銀メダルを手にした。
体操競技でも、中国の若手女子選手たちが素晴らしいパフォーマンスを見せた。女子段違い平行棒では、劉婷婷選手が金メダル、羅歓選手が銀メダルをそれぞれ獲得。射撃女子クレー・ダブルトラップでは、李清念選手が金メダル、白一廷選手が銀メダルに輝いた。
中国テニス界の張帥選手と王薔選手は、女子シングルス準決勝でいずれも2対0で対戦相手を下し、予想通り両選手が決勝で対決することに。これで女子シングルスで中国選手の金・銀メダルが確定し、アジア大会での同種目「四連覇」が実現することになる。ただし、中国代表の金・銀メダルは決まったものの、誰が真の女王に輝くのかは、24日の決勝戦を待たなければならない。
同日の競泳会場において、中国代表は悲喜こもごもだったと言える。女子4X100メドレーリレーでは、第2位と第3位でフィニッシュした中国チームと韓国チームがともに、引継ぎ判定で違反と判断され、失格に。これにより、中国香港チームとシンガポールチームに幸運がもたらされ、表彰台に立った。同種目は、日本チームが3分54秒73の大会新記録を出して優勝。「トビウオ」決戦の男子100メートル自由形では、日本代表がワンツーフィニッシュで金・銀メダルを獲得、中国の余賀新選手が銅メダルを獲得した。女子50メートル平泳ぎでは、鈴木聡美選手が大会新記録で優勝。この日、競泳日本代表は計3個の金メダルを獲得したことで、競泳の金メダル数は、日本17個、中国16個となり、日本が一歩リードした。男子50メートルバタフライでは、五輪金メダリストのジョセフ・スクーリング選手(シンガポール)が優勝した。シンガポールがこれまでに獲得した金メダル2個はいずれも、同選手が獲得したものだ。
中国競泳チームは、王選手と李選手の2人が精彩を放ったほか、男子では、徐嘉余選手が、連覇を目指す王者から、金メダルを奪い取った。男子200メートル背泳決勝で1分53秒99のタイムで見事優勝し、男子50メートル背泳、男子100メートル背泳、そして混合4X100メドレーリレーに続き金メダルを手中に収め、徐選手が今大会で獲得した金メダルは4個となった。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年8月24日
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