中国の有名な舞踊家である楊麗萍(ヤン・リーピン)の新作「春の祭典」が11日夜、雲南省昆明市で初上演され、同作品の世界巡業の幕を開いた。中国新聞網が伝えた。
ロシア系米国人作曲家のストラヴィンスキーが作曲したバレエ曲「春の祭典」が1913年、フランスのシャンゼリゼ劇場で初上演された。この舞踊劇はロシアの原始部落の人々が春を祝う祭典を表現しており、その祭典では少女の中から選ばれた1人の犠牲者が死ぬまでダンスを続けなければならない。
これは楊麗萍の「十面埋伏」に続く2作目の現代舞踊劇となる。「春の祭典」の文学監督の梁戈邏氏によると、楊麗萍版の「春の祭典」では、西側で主流の現代舞踊とは異なる要素が盛り込まれるという。東洋の神秘的なイメージ、この土地が持つ力と魅力にあふれており、これまでの作品とは全く異なる楊麗萍バージョンの「春の祭典」になるとしている。
「春の祭典」は昆明市での初公演後、上海国際芸術祭で披露される。またロンドン、エディンバラ、メルボルンなどの都市で世界巡業を行い、2018年から20年にかけて世界で100回以上の上演を予定している。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月12日
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