商務部(省)の高峰報道官は11日に行われた定例記者会見で、米国の指導者がこのほど対中政策に言及した演説について、「米国の指導者の発言は中米経済貿易協力の事実を無視し、うその情報で人々を混乱させるものだ」とコメントした。
高報道官は、「データによると、1987年に中国が対外貿易の統計を取り始めて以来、中国の実行ベース外資導入額は累計2兆26億ドル(1ドルは約112.4円)に達し、このうち米国からの投資が813億6千万ドルで4.06%を占める。中国は米国からの投資が中国経済の発展に貢献したことは否定しないが、中国の発展の最も根本にあるのはやはり、中国が絶えず改革開放を推進し、中国国民自身が奮闘努力してきたことであり、これにより発展を遂げることができた」と強調した。
改革開放以来、中国の対外経済貿易協力は常に互恵・ウィンウィンの原則を維持し、絶えず世界に市場を開放し、中国経済はグローバル経済システムに積極的に融合してきた。高報道官は、「中国にはいわゆる『経済侵略』の行為はこれまでもなかったし、これからも永遠にない。反対に、中国はすべての経済貿易協力パートナーとチャンスを共有し、ともに発展し、開放型の世界経済をともに構築し、グローバル経済の成長をともに推進していきたいと考えている」と強調した。
国際通貨基金(IMF)がまとめた統計では、2013年以降、世界経済の成長に対する中国の寄与度の年平均上昇率は30%を超える。世界貿易機関(WTO)の統計では、01年から07年までの間に、中国の貨物貿易の輸入額が世界の輸入総額に占める割合は3.8%から10.2%に上昇し、サービス貿易の輸入額の世界に占める割合も2.7%から9.1%に上昇した。高報道官は、「中国がグローバル経済貿易に寄与してきたことは衆目の一致するところだ。中国は常にWTOの基本原則とルールを遵守し、グローバル貿易の自由化・円滑化に中国なりに寄与してきた。米国が一国主義や保護主義を推進するために口実を探すのをやめ、建設的なやり方で、実務的な措置を取って、中米経済貿易協力の良好な発展を真に守り抜くこと、グローバル経済の回復の流れを真に守り抜くことを願う」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年10月12日
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