ベルギーを実務訪問中の李克強総理は現地時間17日午前、同国のミシェル首相とブリュッセルのエグモン宮で会談した。新華社が伝えた。
李総理は「現在、中国とベルギーの関係は良好な発展の勢いを引き続き保っている。双方は各分野の協力を着実に推進し、人的・文化的交流を緊密化している。われわれはベルギー側と共に各レベルの交流を強化したい。ベルギー企業の対中投資を歓迎する。中国側は全ての外国企業と中国企業を平等に扱い、良好なビジネス環境を創造する。われわれは中国市場の需要を満たすベルギーの良質な農産物の輸入を増やしたい。ベルギー側が両国の経済貿易協力のために便利な環境をさらに整えることも希望する。双方は両国の科学技術及びイノベーション協力の推進においてさらに大きな一歩を踏み出し、国際法と国際義務の遵守を基礎に原子力分野などで協力を拡大することができる。『一帯一路』共同建設を契機にインフラやデジタル経済の実務協力を深め、第三国市場協力を積極的に展開することができる」と指摘。
「現在の情勢の下、中国とEUは世界の重要な二大エコノミーとして、共に努力して、ステップを踏み段階的に、中国EU投資協定交渉の前向きな進展を早急に推進して、『中国とEUは自由貿易と経済のグローバル化を支持し、多角的貿易体制を守る』との積極的なメッセージを対外発信すべきだ」とした。
ミシェル首相は「近年、ベルギーと中国の関係は健全で前向きな発展を続けている。双方協力はEU中国関係及びアジア欧州協力の促進にとって積極的な意義がある。ベルギーはEUのコネクティビティ戦略と中国側の『一帯一路』イニシアティブを連携させたい。ベルギー企業の対中投資を支持し、経済・貿易、農業、科学技術、原子力、航空分野で双方の協力を強化し、アフリカやアジアで第三国市場協力を開拓し、互恵・ウィンウィンを実現する。ベルギー側は有効な多国間主義と自由貿易を支持する。国連など国際機関で中国側と意思疎通や調整を強化したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年10月18日
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