李克強総理とEASに出席した各国首脳との集合写真(申宏撮影) |
シンガポール訪問中の李克強総理は現地時間15日午後、サンテック・シンガポール国際会議展示場で開催された第13回東アジアサミット(EAS)に出席した。ASEAN10カ国の首脳及びロシアのプーチン大統領、韓国の文在寅大統領、日本の安倍晋三首相、インドのモディ首相、オーストラリアのモリソン首相、ニュージーランドのアーデーン首相、米国のペンス副大統領らが出席した。シンガポールのリー・シェンロン首相が議長を務めた。新華社が伝えた。
李総理は「EASは発足から13年で、すでに東アジア地域の対話と協力を推進する重要なプラットフォームとなった」と指摘。東アジア協力の一層の推進について5つの提案をした。
(1)多国間主義の堅持。中国は相互尊重、公平・正義、協力・ウィンウィンの新型の国際関係の構築を推進し、人類運命共同体の構築を推進することを主張する。
(2)自由貿易の維持。開放型世界経済の構築に着眼し、世界貿易機関(WTO)を中心とする多角的貿易体制を断固として支持し、貿易と投資の自由化及び円滑化を推し進め続け、世界経済の安定的成長を促進する。
(3)地域経済統合プロセスの加速。各国は域内包括的経済連携(RCEP)交渉の早期妥結を推進し、アジア太平洋地域のより高水準の開放的協力と包摂的発展を推進するべきだ。
(4)地域の持続可能な発展協力の推進。各国は引き続きエネルギーと環境保護、教育、金融、公衆衛生、防災、ASEANコネクティビティの6つの重点分野の協力を推進するべきだ。
(5)政治・安全対話協力の実施。中国側は各国とテロ対策、気候変動、サイバーセキュリティーについて協力を実施し、テロ対策合同演習を来年実施したい。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年11月16日
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