1月14日午後20時頃、重慶の来福士広場で最後のカーテンウォールユニットが200メートルの高さにまで吊り上げられ、中国初の高さ250メートル以上の「空中連廊」カーテンウォールプロジェクトが無事、完成した。同プロジェクトは吊り上げ高度が最も高く、吊り上げられたカーテンウォールの重量が最も重く、サイズが最も大きく、吊り上げ作業が最も危険という複数の世界記録を立てた。
長江と嘉陵江の交差点に位置する重慶来福士広場プロジェクトは凱徳グループと星橋騰飛グループが共に投資して建てられ、世界有名な建築家モシェ・サフディ氏が帆と航海からインスピレーションを受けてデザインしたもので、「天に向けて帆を揚げる」という意味をしている。建築はタワービル8棟、商業用低層ビルと高さ250メートルの空中に位置する円弧形の展望廊下「水晶連廊」からなる。「水晶連廊」は4本のタワービルを跨るように建設されており、長さ約300メートル、幅約32.5メートル、高さ約26.5メートル、総面積が1万平方メートル以上で、展望台やクラブ、レストラン、エンターテイメントなどの公共エリアが設けられることになっている。
プロジェクトを担当する中国建築装飾グループカーテンウォールのプロジェクトマネージャー李家勇氏によると、カーテンウォールの吊り上げ作業は複数のリフティングポイントや軌道によって同期的に吊り上げる工法と同心円軌道を結びつけるモデルを採用し、円弧形の重くて巨大なカーテンウォールを複数部分に分けて吊り上げて取り付けた。各カーテンウォールユニットの重さは50トンで、その面積は約500平方メートル。「空中連廊」プロジェクトは2018年3月31日から吊り上げ作業をスタートさせ、今回で16回目となり、最後の吊り上げ作業となった。カーテンウォールが無事取り付けられたことで、高さ250メートルに位置する「空中連廊」の外観は初歩的な規模を完成させたことになる。(編集HQ)
「人民網日本語版」2019年1月16日
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