中国とUAEが外相会談　健康コードの相互承認で原則合意

王毅国務委員兼外交部長（外相）はアラブ首長国連邦（UAE）のアブダビで、現地時間28日、同国のアブダッラー外相と会談した。

王部長は、「中国はUAEが国家の安全と安定を守り、国情に合った発展の道を自ら探ることを支持する。また、UAEが宗教過激派を取締り、国際・地域問題で積極的役割を果たすことを支持する」と表明。

「中国はUAEと『一帯一路』」（the Belt and Road）イニシアティブとUAEの『未来に向けた50年国家発展戦略』の深い連携を強化し、エネルギー、ハイテク、金融・投資分野で互恵協力を拡大し、健康コードの国際相互承認を検討・推進することを望んでいる。双方はテロ対策と脱過激化における協力を強化する必要もある」と強調した。

アブダッラー外相は、「UAEは保健、農業、科学技術、気候変動対策、砂漠化防止分野で双方の協力を深め、互恵・ウィンウィンを強化していきたい。中国と共にテロリズムに打撃を与え、特に脱過激化の努力を強化し、連携して中東地域の平和と安定を守ることを望んでいる。また、双方が国連関連事項でさらなる調整と協力を行うことを希望する。ドバイ万博への中国の積極的な参加を称賛し、北京冬季五輪の開催を支持する」とした。

双方は関心を共有する国際・地域問題についても踏み込んだ意見交換を行い、健康コードの相互承認について原則合意したことを明らかにした。（編集NA）

「人民網日本語版」2021年3月30日