習近平国家主席は21日夜、世界保健サミットに北京からオンラインで出席し、重要談話「手を携えて人類衛生健康共同体を共に構築」を発表した。
新型コロナウイルス感染症との闘いにおける世界の団結を引き続き支持するため、習主席は「中国は発展途上国の新型コロナ対策と経済・社会発展の回復のために今後3年間でさらに30億ドル(1ドルは約108.9円)の国際支援を行う。すでに中国は世界に3億回分のワクチンを供給した。できる限り、さらにワクチンを対外供給していく。中国は自国のワクチン企業の発展途上国を対象とする技術移転、生産協力を支持する。すでに中国は新型コロナウイルスワクチンの特許権放棄への支持を表明しており、これについて世界貿易機関(WTO)など国際機関が早期に決定を行うことも支持する。中国はワクチン協力国際フォーラムを立ち上げ、ワクチンを生産・開発する国・企業・利害関係者がワクチンの世界的に公平で合理的な分配を推進する方法を検討することを提案する」と表明。
最後に、「我々は手を携え、肩を並べて、共に人類衛生健康共同体の構築を後押しし、人類の健康の素晴らしい未来を守ろう」と強調した。
世界保健サミットはG20議長国であるイタリアと欧州委員会が共同提案。オンライン形式で行われ、新型コロナ対策協力、今後のパンデミックへの防備の強化などについて主に議論した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年5月24日