「春苗行動」が120ヶ国以上で展開、在外中国人50万人余りの新型コロナワクチン接種を支援

 2021年05月21日11:27

中国の在外公館は、在外中国人への新型コロナウイルスワクチン早期接種を支援する「春苗行動」を連日実施している。すでに「春苗行動」は120ヶ国余りで展開され、在外中国人50万人余りに恩恵を及ぼし、命を守る「安全の傘」となっている。

「春苗行動」とは?

「春苗行動」は中国政府が今年3月初めに打ち出した、在外中国人を対象とする中国製または外国製新型コロナウイルスワクチンの接種措置だ。「春苗」は本来「春の若い苗」のことで、「回復」と「希望」の意味が託されている。「春苗」の「苗」はワクチンを示す中国語「疫苗」と通じる。

3月7日、王毅国務委員兼外交部長(外相)は第13回全人代第4回会議の記者会見で「春苗行動」計画の実施を発表した。

「春苗行動」の進展

「春苗行動」は2ヶ月の間にジンバブエ、スリランカ、セルビア、モルディブ、ナミビア、カメルーン、カンボジア、ウクライナ、ネパール、エジプト、スーダンなど各国で順調に展開され、120余りの国々をカバーし、在外中国人50万人以上に恩恵を及ぼした。

5月14日、赤道ギニアでの「春苗行動」が順調に完了。現地の中国人約1500人が中国製新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた。

5月11日、モーリシャスでの「春苗行動」が国立総合スポーツセンターで正式に始動。現地の中国人700人余りが接種を受けた。

4月26日、ウクライナでの「春苗行動」が正式に始動。キエフ、オデッサ、ハルキウの3都市で中国人3000人近くが中国製ワクチンの接種を受けた。

様々な措置で在外中国人の命を保障

中国はパンデミックの間に在外同胞の安全を保障するため、「春苗行動」以外にも様々な措置を講じてきた。例えば外交部(外務省)と在外公館は緊急動員をかけ、世界規模で領事的保護の特別行動を実施した。王毅外交部長は記者会見で、外交部と在外公館が100余りの国々に滞在する500万人以上の同胞に「健康パック」や「春節パック」を支給したことと、感染した同胞のために現地で治療を行うことを明らかにした。

また、中国は国際旅行健康証明を発行し、PCR検査やワクチン接種等の情報の相互検証を実現した。海外領事「クラウドサービス」を実施し、5月1日には「中国領事アプリ」をリリース。在外中国人が旅行時の証明書発行や領事保護サービスの手続きをオンラインで行えるようにした。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年5月20日 

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