王毅国務委員兼外交部長(外相)は8日、第1回アフガニスタン近隣諸国外相会議に北京でテレビ会議の形式で出席した。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
王部長は「アフガニスタンは今日、歴史の岐路に立っている。近隣国である我々ほど、アフガニスタンが再び戦争に陥り、惨禍の端緒となるのを見たくない国はなく、アフガニスタンの平和回復と発展実現を望んでいる国はない。我々は、アフガニスタン情勢が混乱から安定へと移行するための重要な期間を捉え、その主権、独立、領土保全を尊重したうえで、状況の推移と変化にプラスとなる前向きな影響を及ぼすべきだ」と指摘。
また王部長は、「隣国同士は互いに助け合い、相手国が困難を抱えている時には支援の手を差し伸べるのが当然だ。中国はアフガニスタンの人々の必要に基づき、2億元(1元は約17.1円)相当の食糧、越冬物資、ワクチン、医薬品を緊急支援することを決定した。安全面などの条件が整うのを待って、アフガニスタンの民生改善に資する事業を支援するとともに、アフガニスタンの平和的復興と経済発展をできる範囲内で支援したい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年9月9日