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戦闘機「殲20」が合同演習に初参加

人民網日本語版 2021年08月10日16:18

中露合同演習「西部・連合2021」が9日午前、寧夏回族自治区にある陸軍青銅峡合同戦術訓練基地で正式に始まった。新型コロナウイルス感染症の発生以降、中国国内での外国軍との大規模な合同演習を行うのはこれが初めてとなる。内陸奥地に位置する寧夏回族自治区での演習にロシア軍を招き入れたのも初めてだ。

開幕式には中国の最新鋭ステルス戦闘機「殲20」数機が登場した。「殲20」の合同演習参加はこれが初めてとなり、中露両軍間の信頼がかつてない高い水準にあることを示している。

■中露の先進戦闘機が参加

開幕式では中露両軍の参加将兵が13個地上隊列、2個空中梯団を組んで戦場観閲を受けた。分列式が始まると武装ヘリと輸送ヘリ15機が上空を飛行し、観閲を受けた。「殲20」、「殲11」、「殲16」、「殲轟7A」、「轟6」、「運20」からなる6つの空軍航空兵梯団の登場によって、分列式はクライマックスを迎えた。

■地域の安全・安定維持が主要目標

このところ、米国とその同盟国は様々な軍事行動を頻繁に取っている。このため今回の中露合同軍事演習を特定の域外国への強いメッセージと見る外国メディアもある。一方、中国国防部(省)は、地域の安全と安定の共同維持が演習のテーマだと明言している。

「中露による今回の演習の主要目標はテロリズム、過激主義、分離主義という『3つの勢力』に打撃を与えることだ」。あるロシア紙は軍事専門家の話として、「今回の中露合同軍事演習は米国とNATOの部隊がアフガニスタン撤退を慌ただしく決定した時期を選び、かつ中国の寧夏回族自治区を演習場に選んだ。その目標は非常に明確だ。つまり『3つの勢力』に打撃を与え、地域の安定を維持することだ。米軍がアフガニスタンから慌ただしく撤退した後、この地域には不穏な状態が生じるだろう。米国は事実上、安全保障上の負担を周辺諸国に丸投げした。だが、露中合同軍事演習は『3つの勢力』を叩く両国の決意と能力をはっきりと示しており、地域の安全・安定維持の基礎を固めるものとなるだろう」と報じた。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年8月10日

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