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観光収入2891.98億元! 冬季五輪開幕が重なった今年の春節

人民網日本語版 2022年02月07日16:03

北京冬季五輪のロマンあふれる開会式を振り返って楽しんだり、可愛らしい五輪マスコット「ビン・ドゥンドゥン」のグッズをどこで買おうかと考えたりしているうちに、7日間の春節(旧正月、2022年は2月1日)連休の終わりの日がやって来た。忘れられない今年の春節連休中、多くの人が昨年に続いて「今いるところで年越し」をしたが、昨年と違うのは春節が冬季五輪と重なったこと、ウインタースポーツ観光が爆発的な人気を迎えたこと、旅行のお正月ムードがより高まったことだ。中国新聞網が伝えた。

のべ2億5100万人が旅行に 観光収入2891.98億元

文化・観光部(省)のデータ研究センターの試算では、2022年の春節連休7日間に、全国の国内のべ旅行者数は前年同期比2.0%減の2億5100万人に上り、比較可能なデータで計算すると、19年春節連休期間の73.9%を回復した。

また国内観光収入は同3.9%減の2891億9800万元(1元は約18.1円)となり、19年同期の56.3%を回復した。

冬季五輪がウインタースポーツ観光に火を付けた SNS全員がスキーに

2月4日、北京冬季五輪が正式に開幕し、全国民のウインタースポーツ観光に対する熱意を大いにかき立てた。「SNS全員がスキーに行った」が人気検索ワードに登場した。

冬季五輪への情熱が持続的に向上するのに後押しされて、ウインタースポーツ観光が寅年の春節連休の新しい楽しみ方のトレンドになり、新たな話題になった。

複数の旅行予約プラットフォームのデータを見ると、ウインタースポーツ観光型の観光地は売り上げが大幅に増加した。同程旅行のビッグデータでは、今年の春節連休期間に、全国の同型観光地の売り上げは前年同期比68%増加した。Qunar.Comのデータでは、プラットフォームでのスキー場チケット売上は前年の連休全体の2倍に増えた。連休中、北京市のスキー場のチケット売上はどこも新型コロナウイルス感染症発生前の19年同期の2倍以上に増えた。

ウインタースポーツ観光が盛んなのは北方にとどまらず、南方でもブームが起きている。Qunar.Comビッグデータ研究院の分析によれば、北方では市内郊外エリアにあるスキー場を訪れる人が増加し、南方では話題のあるウインタースポーツ観光施設の人気が高く、多くのスキー場で春節連休期間のチケット売上が連休前の週の2倍以上になったという。

熱くなる現地旅行市場 現地で「お正月らしさ」を堪能

今年の春節連休期間には、多くの人が呼びかけに応じて再度「今いるところで年越し」をし、感染症対策の観点から、近くに出かける、現地旅行をする、近場旅行をすることが引き続き主流になった。

データを見ると、22年春節連休期間には、居住地の省(自治区・直轄市)内旅行の割合が78.3%に上り、省(区・市)をまたぐ旅行の割合は21.7%になった。近場のドライブ旅行、親子旅行、テーマパークへの旅行、ウインタースポーツ観光など短距離のレジャー型旅行が大幅に増加し、現地で「お正月らしさ」を堪能することを選ぶ人がますます増加した。

携程研究院の方沢茜業界アナリストは、「寅年の春節には観光客の8割以上が現地の観光地を選択し、居住地の省(区・市)内の観光地の入場券売り上げの占める割合が82%に達した。年代別に見ると、『80後(1980年代生まれ)』が最も多く5割近くを占め、『90後(1990年代生まれ)』も約3割を占めた」という。

「庭付き宿泊施設を借り切って年越し」が新たなトレンドに

春節連休期間の家族旅行や親子旅行では、「民泊施設が目的地になる」、「民泊施設のお風呂にゆっくりつかる」が重要なスタイルになった。1棟貸しの庭付き民泊施設の人気が高く、「庭付き宿泊施設を借り切って年越し」がトレンド入りした。

途家のデータでは、春節連休期間に、全国の1棟貸し型の庭付き宿泊施設や別荘などの民泊施設の予約取引額は前年同期比50%増加しており、家族で庭付き宿泊施設を借り切って現地でお正月ムードを楽しむのが、今年の春節には全国各地で最も人気のある過ごし方だった。

ますます多くの消費者が庭付き宿泊施設で家族と一緒に「ゆったりした連休」を過ごすようになった。北京市では農村民泊施設の予約が爆発的に増加し、21年同期比1.4倍増加して、「予約が取れない」状況になっている。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年2月7日

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