王毅国務委員兼外交部長(外相)は18日、日本の林芳正外相とテレビ会議の形式で会談した際、中国をめぐる日米の否定的動きについて立場を表明した。新華社が伝えた。
王部長は「日本は近く、米日印豪の枠組み『クアッド』の首脳会合を主催する。注視し、警戒すべきは、米国の指導者の渡航前からすでに、いわゆる『日米が連携して中国に対抗する』との論調が騒がしく飛び交い、緊張した雰囲気を醸成しようとしていることだ。日米は同盟関係にあるが、中日は平和友好条約を締結している。日米の二国間協力が陣営間対立を煽るようなことがあるべきではないし、ましてや中国の主権・安全保障・発展上の利益を損なうべきではない。日本側が歴史の教訓を汲み取り、地域の平和と安定に着眼し、必ず慎重に行動することを望む。他国のために火中の栗を拾うべきではない」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年5月19日